Monday, January 27, 2014

Ai wo motte kono ichimai wo yakiageru ...Nakano, BARAETEI



東京・中野


数える事もう二十ウン年前になりますが、
ヒョンなキッカケからテキ屋の世界に足を入れた頃がありました、
俺の主な担当は " たこ焼き&お好み焼き " で、
人手不足の時には " いか焼き&焼きそば " も鉄板上で踊らせてました、

中に入ってみると実に厳しく大変な仕事だったけど、
ヤリ甲斐に満ちてて本当に楽しい現場だった事を憶えています、

ま…、

その後に別の職種のプロを目指す為に辞めちゃうんだけど、
たこ焼きは今でもたまぁ~に酒のアテとして焼いてたり、
先日も " お好み焼き居酒屋 " へ行って来たりと大好きでして、

よぉ~し…久し振りに鉄板の魔術師降臨させちゃうか? …なんて調子コイた訳です、


んー、ナイス。


眼前に構えるは使い込まれイブシ銀に黒光りした鉄板、
たこ焼きも客自ら焼けるという素晴らしき設計の鉄板に " ex. テキ屋魂 " が躍動する、

中野 『ばらえ亭』




両手の指をバキボキ鳴らしつつ、
先ずは「黒霧島」のロックで湧き上がる興奮を冷します、




" ご自分で焼かれた事は有りますか? " との店員さんからの問いに、
" 勿論 " …と鋭い閃光をビぃーっと浴びせたら登場して来る「たこ焼き」のセルフセット、




まぁまぁ軽ぅ~くチャチャっとジュジュっとコロコロっと、




ハイ出来たよ自画自賛、
フワッフワのトロットロさ、




うん美味い、

…とか言って、
ばらえ亭さんが仕込む元の生地とソースがそもそも美味いからなんだけどね、

いやぁ~しかし楽しいな、
テキ屋時代が蘇るぞ、

よしよぉ~しっ次だ次ぃー。


第二陣はお好み焼きだ、
王道の肉系にも惹かれるし海鮮系も魅力、
モダン焼きも捨て難い…、

がっ! しかしっ!!

最も美味いお好み焼きとは俺世界に於いてはコヤツなのです、

そう、

「お好み焼き しょうが天」、




摩り下ろしの山芋タップリな生地に玉子、
ざく切りキャベツと天かす、
肉や海鮮は入って無い、

そうしてメインを堂々と張るのは大量の刻み紅生姜の美しき深紅。


さてと、

生地は空気を含ませながら大きく混ぜます、
チマチマこじんまりするとキャベツから水が出てベチャベチャになるので素早く豪快に、

で、

鉄板に油を敷き温度を確かめたら、
混ぜ合わせた生地をボテっと山の様に盛ります、

この後は絶対に触ったり突いちゃダメ、
酒なんぞを呑みながら優しく見つめてあげて下さい、




…すると、

お好み焼きの輪郭からジワぁ~っと生地が染み出て来ます、
このタイミングでサっと引っ繰り返すんですが、
その時に敢えて生地表面に割れ目を設けてやるのがコツ、




こうしておくとブ厚い生地の奥にも熱が入り易く無駄に時間を掛け無くて済む、
再度引っ繰り返した時に割れ目はキレイに塞がれるので心配御無用、
そうして引っ繰り返す回数は2回~3回が限度です、

でで、

絶対に " ぺ・タ・ペ・タ・し・ちゃ・ダ・メ " !!!
中の空気と水分が抜け出てモッサモサになるから!!!!
もうアンタそりゃぁ台無しですぜ!!!!!

これは粉モン愛に満ちたテキ屋経験者の叫びだ。


ハイヨ、
四の五の言ってる間に完成、

お好み焼きはピザカットするのでは無く格子切りがベスト、
こうする事で具材も均等になり、
切り口からソースも入り込み易く味が良くなる、




さてさてイタダキマス、

おぅおぅっ、
おぅよおぅよっ、

うんうん美味い、
間違いが無い、
フワトロだフワトロ、




…とか…とか言って、

これも…、

ばらえ亭さんが仕込む元の生地とソースがそもそも美味いからなんだけどね。


(また昔を懐かしんで焼きに来よう)




" Unchiku "


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